ポスター発表

ポスター01

学生主導でひらく、宇宙教育のこれから ―Unit of Space Education

清水 日彩 
宇宙開発フォーラム実行委員会(SDF)

 

USE( Unit of Space Education)は、宇宙開発フォーラム実行委員会(SDF)の外部プロジェクトとして活動する学生主導の宇宙教育団体です。宇宙開発への関わり方を考える機会を提供することを使命とし、幅広い世代を対象に活動を展開しています。文理問わず多様な分野からの探求・創造・体験を通して成長することを目指します。近年、宇宙業界は急速に拡大し、様々な分野からの参入が模索されています。こうした状況に対し、私たちは学生の立場を生かし、宇宙産業に新規参入する人と関わっている人をつなぐ役割を担います。従来の「宇宙開発は理工系分野限定」というイメージを払拭し、進路未定の小中高生や宇宙に興味のある人々に、宇宙開発への関わり方や技術・情報の社会活用を伝え、関心を抱く人材を増やすことを目的としています。今年度は、宇宙開発・利用を題材としたワークショップを、学校やイベントで実施しています。
 

ポスター02

JAXA大気球実験を通した宇宙教育

水村 好貴
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

 

JAXA宇宙科学研究所では毎年,宇宙科学研究のための成層圏気球(大気球)を利用した実験を公募により提供しています。 JAXAの大学共同利用システムに基づき,全国の大学・研究機関等から多くの研究者・大学院生が大気球実験に参加し,多様な宇宙科学研究を実施しています。
大気球実験は,人工衛星や観測ロケットといった他の飛翔体による研究と比べ,提案から最短一年程度の短期間でも実施でき,相対的に厳しくない制約条件のもと,最先端の科学成果を生み出すとともに,新たに宇宙科学分野に参画しようとする多くの研究者の入口となってきました。
また,大気球実験は比較的小規模な実験であることが多いため,参加する若手研究者や大学院生が実験全体を理解,把握して,プロジェクトを実現することを学ぶ人材育成の場としても活かされています。
このポスターでは,大気球実験の概要と宇宙教育現場としての魅力と成果をお伝えします。

 

ポスター03

天文現象やISSを観測しよう!

柴田 秀夫
東京都青梅市立第一中学校

 

東京都の公立中学校に理科教員として勤務する私は、授業や放課後に生徒と共に天文現象を観測したり、宇宙に関する実験をしたり、 ISSの観測をしたりしています。これらの活動を通して、生徒たちに宇宙や天文に関する興味・関心を喚起してもらうことを目標にしています。その概要を写真やイラストで発表します。
天文現象では、太陽黒点や月食、惑星、流星群、などを観測。
実験では、水ロケットの発射、無重力、太陽光の分光、光電池などを行う。
ISS
の観測では、その結果から飛行速度を算出したりしています。

 

ポスター04

スタービレッジアストロノミーキャンプ(SVAC)成果報告

太田原 章巨
スタービレッジアストロノミーキャンプ実行委員会

 
奈良県は公開天文台が存在せず、都市部と南部山間地域の教育格差も課題となっている。本イベントは、関西一星に近い上北山村の星空資源を活かし、地方創生と教育機会の創出を目的に開催しました。 2025年度は小中高生をメインに、大学教授から専門家による直接指導や体験型ワークショップ等 20講座を実施し総勢 92名が参加。講座満足度は 5点満点中 4.94と極めて高い評価を得た。山間部での本格的な宇宙教育の実践は、次世代の宇宙人材育成のみならず、アストロツーリズムを通じた地域振興のモデルケースとしての期待も大きい。本発表では、立ち上げ経緯から産官学連携による実施体制、参加者の変容、そして持続可能な地域型教育活動としての今後の展望について報告する。

 

ポスター05

カードゲームを用いた宇宙教育の実践

伊東 拓実
熊本大学大学院

 
天体や観測装置、宇宙関連施設といった題材との出会いは、子供たちの好奇心を刺激し、自発的な探究行動や、物理、工学、歴史といった他分野の学びへ関心が広がるきっかけとなり得る。
我々は、宇宙を題材としたカードゲーム「 SPACE FIGHT」を開発した。
このカードゲームは普段宇宙に触れる機会の少ない子供たちへ宇宙との出会いを提供することを目的としている。
本ゲームはカードゲームという親しみやすさを活かし、児童館などの天文学と直接関係のない施設においてもワークショップを実施することが可能となった。
利用者アンケート (n=216)の結果、宇宙に関する事前知識に関わらず、約 9割の子供たちが本ゲームを楽しみ、新しい天体を知るきっかけになったと回答した。
本発表では、本ゲームを用いたワークショップの実践事例の紹介とともに、活動を通して明らかとなった課題と展望についても述べる。
 

ポスター06

日本宇宙少年団の活動紹介

竹前 俊昭
日本宇宙少年団横浜分団

 

日本宇宙少年団( Young Astronauts Club-Japan:以下 YAC)は 1986年に設立された青少年育成団体で、現在の団員数は約 2000人、全国各地に 142分団の分団があり、それぞれが地域を拠点に独立して運営されている。
YAC
では、全国で共通に取り組む活動「新たなる挑戦 地球型惑星を目指して」を 2023年から行っている。全国で共通のテーマで実施する活動を通して、同じ気概を持って活動する多くの仲間と出会い、未来への知識と活力にしている。
この発表では、 YACの概要と活動の様子を紹介する。

 

ポスター07

親子で学ぼう!~宇宙の学校~ 練馬区立関町北小学校「宇宙の学校」

柴田 直人
認定NPO法人子ども・宇宙・未来の会(KU-MA

 

練馬区立関町北小学校「宇宙の学校」は、小学生とその保護者の家族を対象とした宇宙教育活動です。参加者が集合し対面で活動するスクーリングと、各家庭で親子で取り組む家庭学習からなります。会場の小学校の「学校応援団」が主催し、学校応援団スタッフと一緒に運営しています。スクーリングや家庭学習では「宇宙の学校」家庭学習用テキストを活用し、観察や実験、工作に親子で取り組みます。 2011年度のプレイベントを皮切りに、 2012年度から年に4回のスクーリングを中心とした活動を行っています。コロナ禍の 20202021年度は休止、 20222023年度は「宇宙の教室」として実施しました。スクーリングや家庭での取り組みを通して、子どもたちには身近な自然現象へ興味・関心の広がりが見られるようになり、家族での活動を通して親子間の関係に良い変化が生まれました。これまでの活動や成果を報告します。

 

ポスター10

体験型宇宙教材を用いたSTEAM教育の実践と評価

甲斐原 みい
株式会社宇宙の学び舎seed

 

近年、宇宙産業の活発化とともに宇宙への関心が高まる一方で、少子化や理科離れといった課題も指摘されている。こうした背景のもと、宇宙の学び舎 seedでは、大学生・大学院生が主体となって宇宙を題材とした STEAM教育を行っている。これらの取り組みでは、子どもたちに学ぶ楽しさを伝えることを通して、宇宙分野に限らず様々なものに対する好奇心や探究心を育むことを目指している。イベントでは、親子で協力しながら体験する遠隔探査機(月面模擬ローバー)の操作実習から、大学生まで楽しめる ISSのドッキングシミュレータまで、「ホンモノの宇宙」を感じてもらえる教材を活用している。同教材でも、対象年齢や実施時間に応じて内容を調整し、これまで様々な年齢層や規模に対応したイベントを行ってきた。本発表では、これらのアンケート結果をもとに、満足度や内容理解度を分析し、イベント運営・教材の改善に活かすべき点を整理した。

 

ポスター11

認定NPO法人子ども・宇宙・未来の会(KU-MA)の宇宙教育活動

稲葉 茂
認定NPO法人子ども・宇宙・未来の会(KU-MA)

 

認定 NPO法人子ども・宇宙・未来の会 (KU-MA)は、「宇宙」に包括されるさまざまな素材を活用して、子どもたちの心に好奇心・冒険心・匠の心を育んでいく活動をしています。子どもたちは、自然や生き物の生きた姿に接することで「いのちの大切さ」に気づいていきます。この地球は、奇跡的に「いのち」を育んでいる星です。私たちは、この星に暮らす子どもたちに「いのち」の大切さを伝えると共に子どもたちの明るく豊かな未来づくりに貢献したいと考えています。現在、私たちは、全国の様々な団体・個人と連携して「宇宙の学校®」や企業の CSR活動の支援をしています。さらに児童養護施設や不登校支援施設などで宇宙教育活動を展開しています。ここでは、私たちの様々な宇宙教育活動の実践事例を発表させていただきます。

 

ポスター12

「きぼう」ロボットプログラミング競技会(Kibo-RPC)

鈴木 圭子
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

 

Asian Beneficial Collaboration through “ Kibo UtilizationKibo-ABC)は、国際宇宙ステーション( ISS)の日本の実験棟「きぼう」利用のアジア・太平洋地域における推進と、その価値の共有を目的としています。 Kibo-RPCは「きぼう」にあるドローンロボットを操作するプログラムを作成し、与えられたミッションを達成する教育プログラムです。第 6回( 2025年度)は 37か国 /地域から 738チーム、 3,082名が参加しました!
Kibo-ROCの一番の魅力は、 ISSの中の微小重力環境で浮いているロボットの操作にチームで取り組むことです。参加資格は小学生から大学院生までの学生、第 6回は初心者対象にビギナーズコースも作りました。ポスターは Kibo-RPCの概要と魅力をお伝えします。